院長ブログ

2023.02.27更新

こちらの記事は5分で読めます。

【 目 次 】

歯が抜けたり、一部が欠けてしまったりした時、歯科医院に行きますよね?

最近では銀歯の代わりにインプラント治療やセラミック治療が行われるのが一般的です。

どちらも歯を失った部分に対して行う治療という意味では同じですが、歯根の状態によって選択する方法が変わってきます

インプラントとセラミックの治療の違いについて解説していきます。

 インプラント セラミック 違い

インプラントとはどんな治療?

インプラントとは、歯を失ったときに選ばれる治療法のひとつです。

インプラントは主に、根元部分にあたる人工歯根(フィクスチャー)、連結部分(アバットメント)、目に見える部分となる人工歯(上部構造)の3つで構成されています。

まず、顎の骨に人工歯根(フィクスチャー)といわれる土台を埋め込みます。

人工歯根は主にチタン製です。

チタンは身体のなかにあっても異物として認識されにくく、親和性が高いことからインプラントの歯根部分に使用されます。

インプラントの種類は、人工歯根と土台が一体化しているワンピースタイプと、人工歯根と土台をネジで固定するツーピースタイプに分けられます。

また、時間をかけて顎の骨とつながっていく性質もあります。

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インプラントのメリット

インプラントは歯根部分にチタン製の金属を埋め込んで固定するので、噛み心地に優れています。

自分の歯と同じ感覚で噛めるようになり、歯を失う前と同じように食事が楽しめます。

入れ歯のようにグラつくこともなく違和感も少ないです。

チタンは、比較的アレルギーを引き起こしにくい素材とされています。

インプラントは周囲の歯を削ったり、金属のバネをかけたりする必要がないため、周囲の健康な歯に負担がかからず、失った歯を補うことができます。

顎の骨に埋入したインプラントの上に被せ物をするので、金属が見えることがほとんどありません。

また、人工歯にセラミックを用いることで、天然の歯と同じような透明感と、色調の再現が可能です。

 

インプラントのデメリット

インプラントは保険が適用されない自費診療で、高額な治療になります。

また、手術を必要とするため、身体的に負担がかかります。糖尿病など全身疾患を患っており、重度の場合は治療が受けられない可能性があります。

顎の骨の高さや幅が足りず、人工歯根を埋め込めない方もいます。

症例によりますが、最終的な人工歯が入るまで約6~10ヶ月ほど必要とするため、ブリッジや入れ歯と比べると治療期間が長くなります。

歯根が残っている場合でも、インプラントは歯根を補う治療のため、残っている自身の歯根を取り除いてしまいます。

かかりつけの歯科医院と相談しながら治療を進めることが大切です。

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セラミックとはどんな治療?

セラミックは湯飲みに使用される陶材を指しています。

歯科では白い詰め物や被せ物などに使用される素材のひとつです。

見た目は歯を失ってしまっていても、歯根だけは残っている場合があります。

そんなときに選ばれるのが、差し歯です。

近年は、差し歯をセラミックで補うケースが増えています。

インプラントが歯を根元から補う治療法であるのに対して、差し歯は歯根を残したまま目に見える歯の上の部分だけを補う治療です。

他にもセラミック矯正や銀歯の交換、ラミネートベニアの治療にセラミックは使われることがあります。

セラミックにはオールセラミック、ジルコニアセラミック、e-maxなど種類があり、症例や希望によって使用する材料が異なります。

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セラミックのメリット

差し歯治療をする場合は、自分の歯を残すことが可能です。

金属アレルギーが心配でインプラント以外の治療法を検討している場合は、セラミックがひとつの選択肢です。

セラミックは、歯の形や歯並び、歯の色を改善することで、天然歯に限りなく近い自然な見た目と質感を再現でき、透明感が高いのが特徴です。

また、変色することはほとんどなく、プラスチックと比べて歯の色素沈着の心配がほとんどありません。

セラミックは陶材と同様、傷が付きにくくツルツルしています。表面に傷が付きにくく、歯垢(プラーク)が付着しにくいため、虫歯や歯周病のリスクを軽減することができるのです。

 

セラミックのデメリット

陶器の素材を使用しているので、衝撃によって割れる可能性があります。

欠けたり割れたりすると基本的に作り変える必要があり、噛み合わせが強い方には、強度があるジルコニアセラミックの提案や、就寝時に装着するナイトガードの作製がおすすめです。

健康保険が適用しないため、全額自己負担になります。

また、歯科医院によって費用が異なります。

高額な治療になりますが、虫歯や歯周病のリスクが少なく、人体にも優しいセラミックの方が、コストパフォーマンスに優れています

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は聞いたことあるけど違いがいまいちわからなかったインプラントとセラミックの違いを解説いたしました。

今までインプラントとセラミックの違いが分からず、治療方法の選択に悩まれてる方も多く、被せ物や差し歯をインプラントと誤った認識をされている方もいます。

お口の健康を保つためにも、ご自身がどのような歯科治療を受けているのか知っておくことは非常に大切なことなのです。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.02.14更新

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【 目 次 】

子供はもちろん、大人でも痛い治療は気分のいいものではありません。

歯科治療=痛いものと思い込んでしまうと、虫歯や歯周病になってしまったときに治療に積極的になれず、いつの間にか悪化させてしまうケースもあります。

近年では歯科微痛治療として、歯科治療で感じる痛みをできるだけ抑えた、痛みの少ない処置を行っている歯科医院も多くあります。

完全に痛みがなくなるわけではありませんが、痛みの少ない歯科医院を探している方はぜひ参考にしてみてください。

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麻酔注射の痛みを緩和するための対策

歯科治療での痛みの代名詞と言えば麻酔注射を思い浮かべる方が多いと思いますが、昨今ではほとんど痛みなく処置が可能となっています。

 

表面麻酔の塗布

歯科治療で麻酔を行なう際は、麻酔針を歯茎に刺す時に痛みを生じることもあります。まず歯肉に塗り込むタイプの麻酔を施し、歯茎が麻痺した状態で麻酔注射を行います。これにより、刺さる時の痛みも軽減できます。

 

痛みを感じさせない電動麻酔器

注射の際に痛みを感じる原因のひとつに、麻酔の薬剤を注入するスピードにムラがあることが挙げられます。瞬間的に余計な圧力がかかると、人間は痛みを感じやすくなります。手動で注射をすると、いくら気をつけていても薬剤を押し出す力がどうしても不安定になってしまい、これが痛みに繋がるのです。その点、電動麻酔器を使うと、機械で麻酔剤を注入するスピードを調整することができます。ゆっくりと一定のスピードで注入できるので、痛みの軽減につながります。さらに、注射針は細ければ細い程、痛みを抑えることができるため、極細の注射針を使用し、刺すときの痛みにも配慮することができます。

 

麻酔針の刺し方

注射針を刺す際には、刺す角度によっても歯肉に加わる圧力レベルが異なってきます。麻酔針をお口の粘膜にあてがいながら注射を行なうと、過度な圧力が加わりにくくなるため、痛みが伴いにくくなります。

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拡大視野下で精密な処置

歯の削る範囲が大きければ、その分痛みも強く感じることになります。

マイクロスコープや歯科拡大鏡を用いた精密な処置を行い、出来るだけ痛みを感じないよう最小限の切削を行うことができます。

 

5倍速コントラの使用

通常の歯を削る機器(歯科用タービン)とは異なり、5倍速コントラと呼ばれる切削機を使用することにより、歯を削る時の振動や音を格段に小さくさせることができますので、痛いと思い込ませてしまう恐怖心自体も生じにくくなります。

 

痛みも少なく治りも早い歯科用レーザー

歯科用レーザーとは、レーザー光のエネルギーを利用した治療機器のことです。

歯や歯ぐきの殺菌、歯肉や粘膜の切開などに活用でき、薬剤を使った治療に比べて副作用がなく、痛みもほとんど感じません。

また、治癒スピードも速いという特徴があります。

虫歯や歯周病の治療、根幹治療では、殺菌作用によって虫歯や歯周病の原因菌を殺菌して症状の改善を目指します。

ほかにもお口の中の炎症を緩和したり、口内炎を治療したりと、幅広い症状に対して治療ができます。

患者さんの身体的・肉体的な負担が少なくやさしい治療といえるので、高血圧や心臓疾患などの持病がある方や、妊娠中の方の治療にも使えます。

 

まとめ

痛みの緩和だけでなく、治療に伴う心身的な負担の軽減に努めている歯科医院も増えているようです。

治療に伴う心身的負担を抑えるためには、患者様の事をしっかり理解する、ということが大切です。

これまでの治療で恐怖を感じたことや麻酔注射との相性などを聞き入れてくれる、その情報を考慮した上で適切な処置を実施してくれる、患者様としっかりコミュニケーションを取ることで、不安や緊張を和らげ、落ち着いた状態で治療を受診していただけるように工夫や対策を施してくれる歯科医院であれば、さらに通いやすくなりそうですね。

また、早期治療を行なえば行なうほど、痛みの発生リスクが減ります。

ご自身の歯に違和感を感じた際は、早めに来院しましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.02.07更新

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虫歯になったら歯医者に治療に行きますよね?

虫歯が進行して神経の治療を行った後は、被せ物をして歯を補います。

その虫歯の治療で使われる治療方法の中にセラミックがあります。

セラミックと聞くととても高いイメージがありますが、現在の日本の保険制度では、セラミックを保険で行うことができません

健康保険が適用される基準は、病気を治すために行う必要最低限の治療と規定されており、純粋なセラミックの場合は必要最低限以上の審美治療と理解されているので保険適用外です。

セラミックは高額な自費診療ですが、銀歯やCADCAMと違って虫歯になりにくく、割れにくいことから、将来的な再治療のリスクが抑えられます。

自費診療の場合は、歯科医院が治療費を自由に決めることができるので、保険適用の治療のように治療費が一律ではありません。

保険適用外の治療は費用が高くなります

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ハイブリッドセラミックとは?

セラミック治療の方法の1つとして、ハイブリッドセラミックがあります。

セラミックの被せ物をしたいけれど、安い費用で済ませたいという方は、ハイブリッドセラミックを選ぶと保険適用になる可能性があり、費用を抑えられるかもしれません。

セラミッククラウンは基本的に保険適用外となりますが、セラミックを一部使用したハイブリッドセラミックは条件を満たすことで保険適用となります。

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ハイブリッドセラミックとはどんな素材?

レジンと呼ばれる歯科用プラスチックとセラミック(陶器)を混ぜ合わせて作った詰め物・被せ物になります。

詰め物とは小さい虫歯を取り除いた部分に詰めるもの、被せ物とは大きい虫歯を削った歯に被せるものです。

オールセラミックの場合は自費診療になるため費用が高いですが、ハイブリッドセラミックの被せ物は条件を満たせば保険適用となるので、費用を抑えて治療を受けることが可能です。

ハイブリッドセラミックは、セラミックを使用した素材ですので、元の歯に近く、自然な見た目ですが、レジン(歯科用プラスチック)の部分は経年による変色が起こりやすいです。

オールセラミックと比べると、ハイブリッドセラミックは素材が柔らかく割れにくいですが、着色や歯垢が付着しやすいため、虫歯になるリスクは高くなります。

また、治療の際に銀歯よりも歯を多く削る必要がありますので、神経を取る処置(根管治療)が必要になることがあるので注意が必要です。

ハイブリッドセラミックは、保険適用と自費診療の両方で使用されている素材ですが、自費診療で使われている被せ物の方が耐久性と審美性に優れています

 

ハイブリッドセラミックの保険適用条件とは

従来のハイブリッドセラミックに健康保険が適用されるわけではありません

まず被せ物に限られているため、詰め物のハイブリッドセラミックに健康保険は適用されません。

さらに、従来のハイブリッドセラミックに比べて審美性と耐久性が劣るものになります。

また、健康保険適用のためには次の基準を満たす必要があり、治療を受ける歯科医院の設備、治療対象となる歯が限られています。

 

 

基準①厚生労働省に施設基準の届け出を行い、認可された歯科医院である

基準②歯科補綴治療に関する専門知識、及び3年以上の経験を持つ歯科医師が在籍している

基準③厚生労働省の定める歯科用CAD/CAM装置で製作する

基準④製作する歯科医技工所との連携がとれている

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保険適用の治療対象となる歯は?

先述にもありましたように、詰め物の場合は例外なく健康保険が適用されないということになります。

また、治療対象となる歯には次の基準が定められています。

 

 

・第1小臼歯(前から4番目の歯)

・第2小臼歯(前から5番目の歯)

・第1大臼歯(前から6番目の歯)※金属アレルギーの方のみ

・第2大臼歯(前から7番目の歯)※金属アレルギーの方のみ

・第3大臼歯(前から8番目の歯)※金属アレルギーの方のみ

 

金属アレルギーの方のみ対象となる歯が増えますが、その際は金属アレルギーを証明する診断書などが必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は歯医者治療におけるセラミックの保険について解説してゆきました。

保険適用の治療は、技術発達により年々確かに増えてきていますが、まだまだ補えない所も多く単体のセラミックが保険適用となる日はしばらく来ないようですね。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.02.02更新

こちらの記事は5分で読めます。

【 目 次 】

皆さんは初めて行く歯医者を選ぶ際、どのような基準で選んでいるでしょうか。

 

歯や口の中に何かしらの悩みがあっても、歯医者の数が多いため、どこに通うべきか悩んだ経験はありませんか?

 

今や、コンビニより数が多いといわれる歯医者

 

候補が多いうえ、実は専門分野も複雑に分かれており、医院選びの難しさに拍車をかけています。

 

ある程度の専門知識をもとに歯医者を選ばなければ、思わぬ不利益を被ることがあるのです。

 

インターネットの口コミが良いからと言っても、いざ通院してみると自分には合わなかったという場合も考えられます。

 

良い歯医者を見分けるにはどうするべきか。

 

様々な歯医者検索のサイトがある中で、歯医者を探す際口コミを活用するポイントをご紹介します。

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歯医者を探す時の口コミ活用ポイント

自身の症状に当てはまる治療を行う歯医者を選ぶ歯医者といっても診療科目には種類があり、それぞれの歯医者で専門とする科目が異なります。

自分に合った歯医者を見つけるためには、歯の悩みがどの科目に当てはまるかを知っておくことが大切です。

歯医者には、一般歯科、小児歯科、審美歯科、矯正歯科など、歯科という括りの中であっても、分野によっていくつかの種類に分かれています。

その為、自分の症状に当てはまる症状を診てもらえる歯医者を選びましょう。

 

自分が行きたいと思う歯医者の特徴を決めておくポイントを決めておくことで、参考にする部分に的が絞られ、注目したい医院の特徴が見えやすくなってきます。

例えば、院内が綺麗なところがいい、先生の技術が高いところがいい、丁寧にカウンセリングしているところがいい、痛みの少ないところがいい、など。

 

院長の経歴を確認する歯医者の候補がある程度絞れたら、それぞれの医院サイトを見ながらじっくり検討しましょう。

見ておきたいポイントはまず院長の経歴です。

セミナーに参加しているという記載だけでなく、専門医や認定医の資格を有していると分かれば安心度が増します。

治療についての記載も、判断材料の1つです。

症例写真が多く載っているとすぐ信頼してしまいそうになりますが、詳細な説明があるかどうかも重要です。

中にはその歯医者では治療していない症例の写真を他から流用して載せているケースもあるようです。

 

なるべくたくさんの口コミを見る時々「やらせ」の口コミといった問題が起きることもあります。

もしかしたら、参考にすべきではない口コミもあるかもしれません。

なるべく多くの口コミを読むことで、なんとなく医院の特徴がつかめます

一つだけ読んで判断するのはおすすめしません。

例えば、痛みが全然なかったという口コミは、個人の痛みを感じる程度や治療内容によって異なります。

 

予約を決めた医院でまずはカウンセリングを受けて判断する初診の医院でいきなり治療をするのではなく、カウンセリングや無料相談を受けてから、先生の対応やスタッフの対応、治療方針や院内の雰囲気など自分に合っているかじっくり判断する余裕を持つことも大切です。

口コミ通りかどうか、ここで一致させるといいでしょう。

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まとめ

こういったポイントをしっかりと抑えていれば、口コミを上手に有効活用することができるでしょう。

 

良い口コミを鵜呑みにするのではなく、自分の症状と内容が近しい口コミや、口コミの内容を参考にすると良いでしょう。

 

患者様によって意見や感じ方はバラバラです。

 

ポイントを踏まえながら歯医者選びの参考にしてみてください。

 

満足のいく治療を受けるためにも慎重に選びましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

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