院長ブログ

2022.10.30更新

こちらの記事は3分で読めます。

【 目 次 】

歯医者で歯科治療をする上で、どうしても麻酔注射が必要な事が多くあります。

虫歯の治療や抜歯、インプラントなどの時ですね! 麻酔の痛みを感じやすいのは、注射針が皮膚に入る瞬間と液が注入される時です。

また、炎症が強い時や処置をする場所(骨の厚さや歯肉が薄いところ)は通常よりも痛みを感じる傾向にあります。

歯科治療のおける無痛治療は非常に難しいと思いますが、なるべく患者が痛みの少ない麻酔を受けるための微痛治療は、様々な工夫がされています。

麻酔が苦手な方、痛くない歯医者を選びたい場合に是非診療前に読んでみてください。

 

表面麻酔を行ってくれる歯科医院

歯茎は痛みを感じやすくとても敏感です。

そこで、注射針を刺す前に、患者の歯茎の表面にジェル状の麻酔を塗る表面麻酔という方法があります。

その名の通り、皮膚や粘膜の表面に対して麻酔作用があり、痛みを和らげることができます。

完全な無痛にはなりませんが、表面麻酔をすると、注射針を入れるところの歯茎の表面の感覚が鈍くなり、患者が痛みを感じにくくなるのです。

表面麻酔は数分で効いてきますので時間はかかりませんし、バナナやチェリー味などで苦みが少なくなっています。

しかし、この表面麻酔は必ず使用しなければいけないものではないので、痛みが怖い方は使用して欲しい事を事前に診療前に伝えておくといいでしょう。

歯科医院によっては、貼るタイプやスプレータイプなど違いがあると思いますが、効果は同じです。

 痛くない 麻酔 歯医者

 

麻酔薬を少し温めておく

麻酔が本当に痛いのは、麻酔薬が歯茎の中に入ってくるからです。

さらに、その麻酔薬が体温より温かすぎたり、低く冷たかったら、麻酔液が入ってきたことを体が敏感に感じて、それが痛みにつながってしまいます。

麻酔カートリッジ専用の保温器を使って麻酔薬をあらかじめ体温付近の温度になるように温めている歯科医院もあります

 痛くない 麻酔 歯医者

電動麻酔器を使用する歯科医院

麻酔を注入する際の注入圧が強いと痛みを感じます

できるだけゆっくり注入するほうが痛くないのですが、超極細の注射針では圧力のコントロールが難しいのです。

それが、電動の麻酔器なら麻酔薬をゆっくりと注入することができ、さらにこの電動の機械は、注入速度の強弱調整や注入速度を徐々に早めるといった機能もついています。

これを使うと患者さんは痛みが少なく、歯科医師が無理な力をいれなくても注入をコントロールすることができます。

 痛くない 麻酔 歯医者

痛くないところから注射針を入れ徐々に針先を動かす

麻酔の痛みを和らげる方法として、神経終末である痛点が少ないところから注射針を入れる歯科医院もあります。

口の中は痛点の多い場所と少ない場所があり、どこから入れれば痛みが少なく、効果が得られるかを考えながら注射針を入れるのです。

そして、ある程度麻酔薬を入れたら感覚のない部分が出てくるので、その範囲内でゆっくりと針を先に進めるか、麻酔が効いているであろうと頃に再度針を入れていきます。

また、麻酔薬は柔らかい組織の方に流れていくため、本当に効かせたいところに浸透しないことがあります。

そのようなときは歯科用ミラーや指を使って、ダムを作るように歯茎を押さえ、麻酔薬の広がる方向を調整します。

 痛くない 麻酔 歯医者

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は歯医者さんでの無痛麻酔・麻酔の痛みを少しでも感じにくくする方法をご紹介しました。

歯科麻酔は、いわば治療の準備ですから、できるだけ患者にリラックスして受けていただくことが大切です。

麻酔注射のタイミングを、患者の呼吸に併せることで身体へのストレスを減らし、結果として痛みの軽減につながるという歯科医院もあります。

痛みの感じやすさは患者の個人差や精神状態によっても変化するため、やはり麻酔が痛いこともあり完全無痛は難しいのですが、どの歯科医院でもできるだけ痛みを和らげられるように意識して歯科麻酔を行っている時代です。

塗り薬による表面麻酔や極細の注射針などの技術の進歩で、麻酔時の不快感は昔よりはかなり軽減しているといえます。

麻酔の注入が怖いと思われる方は、事前に歯医者さんに気軽に相談してみてくださいね。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.10.22更新

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【 目 次 】

皆様は矯正治療に関して安心できる矯正歯科の選び方をご存じでしょうか?

矯正歯科治療は1度始めたら数年かかる長期の治療で、治療費も決して安いとは言えません。

安心して矯正歯科治療を受けるためにも、失敗しない矯正歯科医院選びをしましょう。

 

日本矯正歯科学会の認定医以上が在籍しているか

安心して矯正治療を受けるためには、歯列矯正専門の医療機関であると同時に認定医が在籍している矯正歯科医院であることも大切な選び方の判断基準です。

認定医とは、矯正歯科治療に関して適切で十分な学識と経験、専門技術を持ち、日本矯正歯科学会に認定された歯科医師のことです。

この認定を取得するためには、5年間以上の矯正歯科についての専門的な研修を行い、学会認定委委員会の審査に合格しなければ取得できません。

矯正歯科治療は歯科医師の専門的な知識や経験、技術力の違いが結果を大きく左右します。

矯正歯科 選び方

  

矯正歯科治療に関して正確な診断がされているか

矯正歯科治療は、歯並びをはじめ、顎の骨や顎関節の形など、口腔状態を正確に把握する必要がありますので、選び方の1つとしてセファログラム(頭部X線規格写真)撮影ができる矯正歯科を選ぶと良いでしょう。

このセファログラムを基に矯正歯科治療計画を立てていきます。例えば、出っ歯の原因は上の顎が出ているからなのか、それとも下の顎が小さいからなのかなど詳しい診断をするために必要です。

セファログラムがなくても矯正歯科治療はできますが、確実な診断ができないため治療の質は下がる可能性があります。

臨床経験を積んでいる矯正歯科医師は、口の中を見ただけである程度診断し、治療計画の立案ができます。ですが、どの患者様にも同じ治療方法の矯正歯科医院は注意しましょう。

初診では、矯正歯科治療の必要性やどのように治療するか、口を開いて閉じる動き、顎のズレ、顎関節に関係する筋肉の触診などを見ます。その際、顎関節に異常があると矯正歯科治療の方針が全く変わってきます。

顎関節をしっかり診断しないと、矯正によって得られる効果が減少してしまいます。

患者様ごとに異なる口腔状態を把握し、抜歯が必要か、どのように歯が動くかなどを判断・予測した上で綿 密な治療計画を立てる必要があるのです。

矯正歯科 選び方

 

矯正歯科治療のメリット・デメリットの説明があるか

メリットだけの治療法は、矯正歯科治療に限らずありません。

注意点・リスクなどを十分に理解・同意していただいた上で、矯正歯科治療を進めていく必要があります。

矯正歯科治療で、整った歯並び・きちんとした噛み合わせ・美しい口元を獲得することができますが、それを得るためには、上下の歯を複数抜いて治療することが多いです。

矯正治療期間は、通じては2~3年かかります。ただし、症例によっては数年かかることもあります。

矯正治療に際して、患者さんご自身が取り外しタイプの矯正装置(ヘッドギア等)や、上下歯列の装置にかける小さな輪ゴム(顎間ゴム)の使用状況(毎日必ず使用・1日何時間必ず使用など)が、仕上がりに大いに影響を与えます。

歯みがきなどの口腔管理が悪いと、むし歯や歯周病になりやすくなります。

治療中にも治療の進行状況や問題点などは随時説明があって当然ですが、疑問があればその都度説明を求めるようにしましょう。

親身になって治療の相談に応じていただける歯医者さんが選び方の1つです。

矯正歯科 選び方

 

複数の矯正装置の取扱いがある矯正歯科を選んでいるか

矯正歯科治療というと、前歯に付けられた金属の装置をイメージする方も多いのではないでしょうか。矯正装置には目立ちにくいものもあります。

例えば目立たないことが第一優先であれば裏側矯正やマウスピース型矯正装置がいいでしょう。

しかし、裏側矯正の場合は費用が最も高額になること、裏側に装置がつくので滑舌が悪くなりやすいこと、歯磨きがしにくいので虫歯や歯周病のリスクが上がるというデメリットがあります。

また、マウスピース型矯正装置は、決められた装着時間を守れないと上手く矯正歯科治療が進みません。歯並びやかみ合わせによって向き不向きもあります。

例えば、歯のねじれが大きかったり、抜歯が必要で歯を動かす量が多いケースなどにはマウスピース型矯正歯科装置は不向きとされています。

歯並びやかみ合わせは人それぞれ全く違います。その人に合った適切な装置を選択しなければ矯正は上手く進みません。

また、矯正治療の途中でリカバリーが必要になった場合に、他の矯正装置を使用して対応が出来ることが重要です。ひとつの装置しか選択肢のない歯科医院ではなく、複数の矯正装置を取り扱っている歯科医院が選び方として安心であると思います。

矯正歯科 選び方

 

矯正歯科治療の具体的な費用・期間を提示してくれるか

矯正歯科治療は装置の費用の他に追加費用が発生することが多いです。

例えば、矯正中は月1回程度通院する必要があり、診療の度に調整料や再診料として費用が発生します。また、この調整料も医院によって様々です。

日本矯正歯科学会の認定医以上であれば、診療の際にお口の中を見ればおおよその矯正歯科治療内容や期間を教えてくれますので、併せて確認しましょう。

また装置の故障による交換や補助器具の使用などで追加費用がかかるケースもあります。矯正歯科治療のメンテナンスなどにどれだけ費用がかかるかということを事前にきちんと確認することが大切です。

きちんと具体的に説明してくださる歯医者さんは選び方の1つになります。

矯正歯科 選び方

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は安心できる矯正歯科の選び方をご説明させていただきました。

歯並びは、同じ人はいません。生まれつきの歯の大きさ、顎の状態、ライフスタイル、既往歴などによって 異なるので同じ噛み合わせになることはないのです。

治療における不安を解消し、後悔しないように納得した上で矯正歯科治療を進めていけますようにお役に立てればと思います。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.10.18更新

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【 目 次 】

初めて子供さんを歯医者に連れて行くのは不安がありますよね。

歯の健康は、永久歯になってから始めるのではなく、乳歯のケアから始まっています。

一生使う歯とお口の中の健康を考えると、安心して診療していただく小児歯科は慎重に選ぶことが大切です。

小児歯科の選び方の参考に、ポイントを紹介していきます。

子供 歯医者 選び方

 

治療や診療が子供目線で通いやすい歯医者か

歯科治療は怖くて嫌いという不安を持つ子供が多いですが、歯医者に通うことをプラスに思えるようになれば、子供の歯に対する意識そのものを高めることができます。

また、歯医者内にキッズスペースや子供向けの本、グッズなどが設置されていて時間を過ごすことができたり、診療スペースは子供に配慮した設計であることも大切ですが、本当に診療に通いやすい歯医者とは、子供が自ら進んで安心して継続的に通おうと思えることが歯医者の選び方の目安になります。

子供 歯医者 選び方

 

予防診療を重視している歯医者か

子供の歯は虫歯になりやすく、一度虫歯ができるとあっという間に進行してしまいます。

将来の歯の健康を左右する大切な時期でもありますから、歯医者の選び方の1つとして小児歯科は特に虫歯の予防診療に力を入れているところを選びましょう。

歯医者というのは本来、治療や診療をするときだけに行くところではありません。

治療だけではなく将来を見据えた予防を考えて時間をかけて診療をしてくれるか、安心な歯医者の選び方を見極める必要があります。

子供 歯医者 選び方

 

麻酔時に十分な問診、スクリーニングを行っている歯医者か

歯科治療で、進行した虫歯や抜歯には麻酔を使用することが考えられますが、大人でも緊張感により治療後に気分が悪くなる方もいるため、子供に対しては特に注意が必要です。

薬などによるアレルギーがないか、治療当日の体調に問題はないかなど、治療前の十分時間をかけて問診やスクリーニングを行い、保護者にきちんと説明を行う歯医者かどうかは非常に大切です。

前に説明もなく、いきなり麻酔をする歯医者は選び方としては要注意です。

子供 歯医者 選び方

 

先生やスタッフの子供への対応が良い歯医者か

いかに小さい時から正しくブラッシングをして、定期的に歯のメンテナンスへ通うかということが、これからのお口の一生を左右する大きな分かれ目になってきます。

なので歯医者の選び方の重要な点として、子供に正しいブラッシングの指導を時間をかけてしてくれて、嫌がらずに診療へ通えるように接したり、子供の気持ちに寄り添った話し方をしてくれることも不安解消には必要だと思うのです。

歯医者の歯科医師を初めとした診療スタッフの対応は、その歯医者の全てを表すと言っても過言ではありません。

頑張って治療を受けることができたら褒めてくれる、次も治療頑張ろうと積極的に話しかけてくれるなど「この歯医者なら通いたい」と子供自身が思えるようなスタンス、安心で親しみやすいスタッフがいることで、選ばれる歯医者・小児歯科と言えるのではないでしょうか。

子供 歯医者 選び方

 

診療や治療に関してデメリットも伝えてくれる歯医者か

歯科治療には、メリットだけでなくデメリットもつきものです。

都合のいいことだけでなく、治療に対する問題点などもきちんと説明してくれる歯医者であるかも重要な要素となります。

治療のメリットとデメリットを理解した上で、安心で正しい治療を受けるように判断しなければなりません。

お子さんも親御さんも納得のいく治療を受けられることが大切なのです。

また、治療に対する疑問や不安なども遠慮せずに相談でき、きちんと理解できるまで時間をかけて丁寧に説明をしてくれるかも歯医者の選び方には欠かせないポイントとなります。

子供 歯医者 選び方

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は子供の歯医者さんの選び方をご紹介させていただきました。子供の歯の健康は、一生の歯の健康です。

子供の虫歯を治療することだけが歯医者・小児歯科の役目ではありません。

大人になってから虫歯や歯周病に悩まないためにも、子供の時からの定期的な診療やケアが何よりも大切です。

またその後の歯並びや噛み合わせにも大きく関わるため、治療や予防診療だけでなく歯並びの相談ができることも小児歯科の良いところです。

子供 歯医者 選び方

 

 

投稿者: ブルーリーフ歯科

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