院長ブログ

2023.02.02更新

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【 目 次 】

皆さんは初めて行く歯医者を選ぶ際、どのような基準で選んでいるでしょうか。

 

歯や口の中に何かしらの悩みがあっても、歯医者の数が多いため、どこに通うべきか悩んだ経験はありませんか?

 

今や、コンビニより数が多いといわれる歯医者

 

候補が多いうえ、実は専門分野も複雑に分かれており、医院選びの難しさに拍車をかけています。

 

ある程度の専門知識をもとに歯医者を選ばなければ、思わぬ不利益を被ることがあるのです。

 

インターネットの口コミが良いからと言っても、いざ通院してみると自分には合わなかったという場合も考えられます。

 

良い歯医者を見分けるにはどうするべきか。

 

様々な歯医者検索のサイトがある中で、歯医者を探す際口コミを活用するポイントをご紹介します。

 歯医者 選び方 口コミ

歯医者を探す時の口コミ活用ポイント

自身の症状に当てはまる治療を行う歯医者を選ぶ歯医者といっても診療科目には種類があり、それぞれの歯医者で専門とする科目が異なります。

自分に合った歯医者を見つけるためには、歯の悩みがどの科目に当てはまるかを知っておくことが大切です。

歯医者には、一般歯科、小児歯科、審美歯科、矯正歯科など、歯科という括りの中であっても、分野によっていくつかの種類に分かれています。

その為、自分の症状に当てはまる症状を診てもらえる歯医者を選びましょう。

 

自分が行きたいと思う歯医者の特徴を決めておくポイントを決めておくことで、参考にする部分に的が絞られ、注目したい医院の特徴が見えやすくなってきます。

例えば、院内が綺麗なところがいい、先生の技術が高いところがいい、丁寧にカウンセリングしているところがいい、痛みの少ないところがいい、など。

 

院長の経歴を確認する歯医者の候補がある程度絞れたら、それぞれの医院サイトを見ながらじっくり検討しましょう。

見ておきたいポイントはまず院長の経歴です。

セミナーに参加しているという記載だけでなく、専門医や認定医の資格を有していると分かれば安心度が増します。

治療についての記載も、判断材料の1つです。

症例写真が多く載っているとすぐ信頼してしまいそうになりますが、詳細な説明があるかどうかも重要です。

中にはその歯医者では治療していない症例の写真を他から流用して載せているケースもあるようです。

 

なるべくたくさんの口コミを見る時々「やらせ」の口コミといった問題が起きることもあります。

もしかしたら、参考にすべきではない口コミもあるかもしれません。

なるべく多くの口コミを読むことで、なんとなく医院の特徴がつかめます

一つだけ読んで判断するのはおすすめしません。

例えば、痛みが全然なかったという口コミは、個人の痛みを感じる程度や治療内容によって異なります。

 

予約を決めた医院でまずはカウンセリングを受けて判断する初診の医院でいきなり治療をするのではなく、カウンセリングや無料相談を受けてから、先生の対応やスタッフの対応、治療方針や院内の雰囲気など自分に合っているかじっくり判断する余裕を持つことも大切です。

口コミ通りかどうか、ここで一致させるといいでしょう。

 歯医者 選び方 口コミ

まとめ

こういったポイントをしっかりと抑えていれば、口コミを上手に有効活用することができるでしょう。

 

良い口コミを鵜呑みにするのではなく、自分の症状と内容が近しい口コミや、口コミの内容を参考にすると良いでしょう。

 

患者様によって意見や感じ方はバラバラです。

 

ポイントを踏まえながら歯医者選びの参考にしてみてください。

 

満足のいく治療を受けるためにも慎重に選びましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.01.31更新

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歯科医院=痛くなったら治療するところというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、近年では定期的なメンテナンスとセルフケアが大切という認識が広がり、治療するから予防するへと意識が高まってきました。

 

歯科の定期検診は、虫歯や歯周病といったお口の病気を予防する上で非常に有効ですが、お口の中を健康に保つためには、どのくらいの頻度で通ったらいいのか迷ってしまいますよね。

 

お口の中の状態は人それぞれ違うため、セルフケアが上手な方もいれば、セルフケアが上手くいかず、歯に汚れがつきやすい方もいます。

 

そこで今回は、歯のクリーニングやブラッシング指導などを受けることができる定期検診の通院頻度について解説します。

 歯医者 歯科検診 頻度

 

一般的な歯のクリーニング

歯科医院での一般的なクリーニングに通う頻度は、3か月に1回程度と言われています。

 

お口の中にはたくさんの細菌が存在していますが、歯科医院でクリーニングをしてもらうと、お口の中の虫歯菌や歯周病菌は一時的に減少します。

 

しかし、ゼロになるわけではなく、その後ご家庭でしっかりブラッシングを行っても、歯周ポケットの中の歯周病菌の数は3ヶ月程度で再び増殖し、元に戻ってしまうという論文のデータがあります。

 

ですので、クリーニングに通う頻度も2~3か月に1回と言われています。

 

セルフケアだけでは落とせない汚れは、歯医者での専門的なクリーニングで除去してもらう必要があります。

 

磨き残したプラーク(歯垢)は放置していると歯石になり硬くなってしまいます。

 

プラークや歯石は、虫歯や歯周病の原因となるため除去しなくてはいけませんが、歯石はとても硬いので歯ブラシでは除去することができません。

歯医者 歯科検診 頻度

 

セルフケアが上手くいかず、汚れが歯につきやすい人

セルフケアが上手くいかず、汚れが歯につきやすい方や、歯周病が進行してしまっている方の場合は、1~2か月くらいのペースで歯科医院で専門的なクリーニングをされるのが望ましいです。

 

歯周病が進行している方は、歯周ポケットが深くなってしまっています。

 

歯周ポケットが4ミリ以上になってしまうと、歯ブラシでは取りきることが難しいため、歯周病がこれ以上悪くならないように適度なクリーニングが必要です。

 

歯科医院では、汚れや着色を除去するクリーニングのほかに、歯磨きの仕方を教えてもらうことができます。

 

セルフケアが上手くいかない方は、定期的に磨き残しがどこにあるかチェックしてもらうと良いでしょう。

 

歯並びが悪い方やタバコを吸う方も、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

 

歯並びが悪い方は、細かい所に歯ブラシの毛先が届きにくいため汚れが残りやすくなるからです。

 

また、タバコを吸われる方は、タバコに含まれる成分が歯周病を悪化させ、歯面にヤニもつきやすくなるため1~2か月ぐらいのペースでクリーニングを受けられることをおすすめします。

歯医者 歯科検診 頻度

 

お口の状態が良く、セルフケアができている人

セルフケアができてお口の中の状態がきれいに保てている方は、虫歯や歯周病のリスクが少ないため半年に1度くらいのペースでも大丈夫でしょう。

 

ただし、セルフケアが上手な方であっても、歯科医院での定期的な検診やクリーニングは必要ないというわけではありません。

 

どんなに上手に磨けていたとしても、落としきれていない汚れがあります。

 

セルフケアができていて、虫歯がなく、歯周ポケットの数値がすべて3mm以下となっている方でも、半年に1度は定期検診とクリーニングをしてもらうことをおすすめします。

歯医者 歯科検診 頻度

 

なぜ1年に1回ではいけないのか?

3ヵ月に1回の頻度で定期検診を受けるとなると、なかなか時間を割くことができない、という方もいらっしゃるかと思います。

 

健康診断が1年に1回なら、歯科検診もそれと同じ頻度で良いのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

ですが、それでは磨き残した歯垢がお口の中にたまってしまい、虫歯や歯周病をしっかりと予防するのは難しくなります。

 

虫歯や歯周病などの病気は比較的進行が早く、1年という長い期間をあけてしまうと、取り返しのつかない状態まで悪化してしまうことも珍しくありません。

歯医者 歯科検診 頻度

 

早期発見・早期治療もできる

もしも虫歯や歯周病にかかっていたとしても、3~6ヶ月に1回、定期検診を受けていれば、初期段階で見つけ出すことができます。

 

虫歯や歯周病は、一度かかってしまうと治療を受けてもお口にダメージが残ります。

 

早い段階のうちに見つけ出し、治療に取り組むことで、お口へのダメージは最小限に抑えることができますし、強い痛みを感じずに済みます。

 

患者さんご自身で虫歯や歯周病を早い段階のうちに発見するのは非常に難しいです。

 

3~6ヶ月に1回、定期検診を続けていれば、虫歯や歯周病を早期発見できるため、お口へのダメージも減らすことができます。

歯医者 歯科検診 頻度

 

まとめ

歯科の定期検診は、虫歯や歯周病があるかどうかを調べて治療をしてゆくだけではありません。

 

これからも虫歯や歯周病にかからないように、様々な予防処置も受けることができるのです。

 

そうしたことも踏まえ、3~6ヶ月に1回の定期的な受診をおすすめします。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.01.12更新

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現在、企業にはそこで働く一定の条件を満たした方に対して、健康診断を受けさせる義務があります。

 

一方で、歯科検診については義務化されていません。(ごく一部の職種を除く)

 

しかし、その歯科・医科における重要性を鑑み、歯科検診についても「国民皆歯科検診」として、企業での実施を義務化する動きがあります。

 

今回はそんな義務化されるかも知れない歯科検診について学んでいきましょう!

 

歯科検診の義務化とは

2022年度の「骨太の方針」で、年代関係なく国民全員が定期的に歯科検診を受けることを目標とする「国民皆歯科検診」制度の検討が発表されました。

 

骨太の方針というのは、毎年政府が発表している経済財政運営に関する基本方針です。

 

現在、ごく一部の職種においては、すでに6ヶ月ごとの歯科検診が義務化されています。

 

また、乳幼児から高校生までのお子様に対しては、各自治体や保育所・幼稚園、学校において歯科検診の実施が義務付けられています。

 

しかし、大人の歯科検診は義務ではなく、日本歯科医師会の2020年の調査によれば、日本で歯科に通っている人は約44%(治療中10%・歯の定期チェックを受けている人34%)しかいません。

 

歯や口の健康は全身の健康にも重要であるため、国民皆歯科検診では、年代関係なく国民全員が定期的に歯科検診を受けることを目標としています。

 歯医者 歯科検診 義務化

 

歯科検診はなぜ義務化されるのか

①国民の健康寿命を延ばす

歯科検診が義務化される1つの理由は、国民の体を病気から守り、豊かな食生活を守るためです。

歯科検診によって歯の健康を守ることは、全身の健康を守ることに繋がります。

というのも、歯が少ないと咀嚼が困難になるため、食べられるものが限られてしまい、バランスよく栄養を摂取することができません。

不健康な歯は生活習慣病の原因にもなるのです。

また、嚙む回数は記憶力、認知症と相関があるという研究の結果から、かかりつけ歯科医院が無いことが認知症発症のリスクを増加させるとも言われています。

また、国民の8割がかかっていると言われる歯周病も全身に悪影響を与えます。

菌が血管内に侵入することで、脳卒中・心筋伷塞・認知症・骨粗鬆症・高血圧症・関節リウマチ・妊娠合併症などを悪化させる可能性があります。

 

②国の医療費削減

歯の本数が少ないほど全身の医療費が高くなるという研究結果があるように、歯の健康を保つことは全身の健康につながります。

超高齢化社会である日本では、近年医療費は増加する一方なので、こうしたことから、日本でも歯科検診を義務化することで虫歯や歯周病の予防と早期発見・早期治療へと繋げ、長期的には医療費の削減を目指しています。

 

③歯科検診の受診率

日本は、高い歯科技術がありながら、80歳時点での平均残存歯数が約15本に留まります。(参照:厚生労働省・平成28年歯科疾患実態調査より)

これに対し、予防先進国のスウェーデン・フィンランド・アメリカなどでは約25本という結果が出ています。

これら歯科先進国と日本との差の大きな要因となっていると考えられるのが、定期的な歯科検診の受診率です。

世界的に予防の意識が高まる中、日本では依然多くの方が、痛みなどの症状が現れてから歯科医院を受診しています。

現在、国内の定期的な歯科検診の受診率は、50%程度に留まります。

一方、世界でもっとも予防歯科の意識が高いと言われているスウェーデンは、この数字が80%以上にものぼります。

これはスウェーデンだけが突出しているというわけではなく、他の欧米諸国においても、定期的な歯科検診の受診率は軒並み70%前後が維持されています。

スウェーデンでは1970年に定期検診が義務化されており、アメリカでも民間の歯科保険に入っていれば歯科検診は無料です。

日本は先進国の中で目立って低い歯科検診の受診率であることが現状なのです。

歯医者 歯科検診 義務化

 

歯科検診の義務化はいつからか

日本政府は、国民皆歯科検診の制度の2025年導入を目指しています。

 

具体的な時期については、今後定かになっていくものと思われます。

 

いきなり歯科検診が義務化されると言われても、自分がしなければならないことはあるのかと誰もが不安を抱えることと思います。

 

現時点で一般の方がしなければならないことは特にありません。

 

なぜなら、歯科検診をどういう形でうけることになるかは未定だからです。

 

しかし、国民皆歯科検診の形態として、企業の健康診断に歯科検診が盛り込まれる可能性があります。

 

そうなると、企業の責任者や健康診断の担当の方は、新たに歯科検診を社員に受けさせなければなりません。

 

企業歯科検診の義務化の可能性に備えて、企業の方は国民皆歯科検診の制度の動向をチェックしておくべきでしょう。

歯医者 歯科検診 義務化

 

国民皆歯科検診での費用の負担は?

国民皆歯科検診の検診費用を誰が負担するのかについて、まだ定かではありません。

 

「国民皆歯科検診実現PT」の方が「費用は基本的に国が負担していくようにする」と発言したというニュースもありましたが、まだまだ途中のプロジェクトのため、変更される可能性は大いにあります。

 

費用負担も含めて検討中というところでしょう。

歯医者 歯科検診 義務化

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

今回は歯医者での歯科検診の義務化について学んでゆきました。

 

歯は一生ものと言われるように、人間の体の中でも特に大切なもの。

 

病気から体を守るためにも、豊かな食生活を守るためにも、定期的な歯科検診の受診がとても大切です。

 

これから歯科検診の形態や費用負担がどのようになるのか注目です。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.01.10更新

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歯医者での定期検診、大事なのは知っているけど、いくらくらい金額がかかるのかご存じですか?

定期検診を受けることはとても重要で、歯の定期検診を継続して受けることで、虫歯や歯周病のリスクが減り、ほとんどの場合重症化しません

予防の為にも定期検診を受けていただくことで、歯の治療にかかる全体の費用を減らすことも出来ます。

今現在、歯や歯茎に異常がないと思われても、将来の歯の健康や安心の為に、定期検診を受けて頂くのがよいでしょう。


定期検診 歯医者 金額

 

定期検診のおおよその相場

現在、定期検診は原則として健康保険が適用されます。

3割負担の方で1回あたり2,500~3,000円程度の自己負担額となります。

患者さんの口腔内の状況や、しばらく定期検診を受診していない場合には、レントゲン検査が必要となることがあり、別途1,000~1,500円ほどかかります。

検診の頻度は、口腔内の状態や歯医者さんの方針により変わりますが、3カ月~半年に1回程度という場合が多いようです。

また、これまでは予防のみでは保険が適用されず、歯周ポケットが4mm以下と浅い場合のメンテナンスや、治療の必要がないと判断されたときには、自由診療となるケースがありました。

しかし、2020年4月の診療報酬改定によって、予防のための歯科治療も一部保険が適用となり、費用面でも取り組みやすくなりました。

歯周病の検査はオプションになっている場合もありますので、受診する歯医者で検診内容を事前に確認しておくと安心でしょう。

歯医者によって細かい検査の内容や費用は異なります。

各歯医者のホームページを見ると、定期検診について記載されている場合もあります。

費用に関しては曖昧な表記のみで、正確な値段が分からないケースも珍しくありません。

これは、患者さんの状況によっても、検査内容や検査後の治療の必要性が異なるからです。

ご自身の定期検診にかかる具体的な費用を知りたい時は、歯医者に直接問い合わせてみるとよいでしょう。

ただし、自覚症状がなくても、実際に定期検診を受けると虫歯や歯周病が見つかるケースもあります。

その場合、目安として事前に提示された金額と実際の金額が異なることがあります。

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生涯での医療費が抑えられる

定期検診のたびに費用はかかりますが、定期検診に通わない場合にかかる医療費と比べると、長期的には負担を抑えられる可能性が高くなります

定期検診の重要性について触れてきましたが、それでも虫歯や歯周病などの問題がないと、受診をおろそかにしてしまいがちです。

先述していますが、定期検診は虫歯や歯周病の早期発見に繋がります

初期の段階で治療を開始することは、健康面はもちろん、治療費用を抑えることができるという利点もあります。

定期検診へ行かず症状が進行してしまえば、痛みによる負担や通院回数・費用が増えるほか、歯そのものを失ってしまう恐れもあります。

こうした様々なリスクを避けるためにも、定期検診は定期的に受けることをおすすめします。

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無料で受けられる定期検診の制度を上手に活用しよう

◾歯周疾患検診
歯周疾患検診とは、40、50、60、70歳と10歳毎に受けられる検診のことです。
国が定めているため、基本どの自治体でも受診可能です。
無料かどうかは自治体によりますが、費用の負担が抑えられるのには間違いありません。

◾妊婦定期検診
自治体にはよりますが、妊婦定期検診というものもあります。
多くの場合、無料で受けられますので、つわりが過ぎ安定期に入りましたらぜひ活用すると良いでしょう。
その他にも入っている健康保険によって無料で受けられる定期検診もありますので、ご自身が適用される環境で、定期検診を受診できる機会があるかどうかを一度調べてみるのもよいかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は歯医者の定期検診における費用などについてご説明させていただきました。

定期検診は、歯の健康を維持することで健康寿命を延ばし、豊かに暮らせる可能性が広がることに繋がるのではないでしょうか。

今一度、ご自身の歯の健康について考えるきっかけになればと思います。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2023.01.03更新

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虫歯になったら歯医者に行くけど、定期的に歯医者に通うなんて考えたことありませんよね?

時間もないし予約も必要だしちょっと面倒…。

そもそも何をするのか分からない定期検診。

実は定期検診では歯と歯茎の状態を観察して記録しています。

特に日本人の成人の約8割が歯周病といわれていますので、前回の定期検診時と比べて歯茎の色や歯周ポケットの深さに変化はないか、歯垢や歯石がついていないか、歯茎の状態が良いか、悪いかなどを注意深く観察します。

歯医者には長いこと通っていなかったという方や初めて受ける方は、定期検診で行われるケア内容やメリットをここで確認しましょう。

 歯医者 定期検診 初めて

 

事前に歯医者に定期検診が可能か確認を取る

定期検診へ行く際は、事前に予約を済ませておくのがおすすめです。

歯医者によっては完全予約制であったり、混み合う時間帯などは様々です。

定期検診に通いたい歯医者が決まったら、電話で確認を取りましょう。

歯科医師や歯科衛生士の人数や診療室の数も限られているので、治療時間や診療室を確保できるかどうか、確認してみないと分かりません。

突然行っても待ち時間が長くなったり、その日のうちに受診できるとは限りませんので注意しましょう。


歯医者 定期検診 初めて

 

歯磨きをして、口内をきれいに清掃しておく

歯科検診が初めての方は、スムーズに受診できるように事前準備をしておきましょう。

歯磨きは念入りにというよりは、普段通りの歯磨き方法がよいです。

検診の際に、磨き方の癖や磨き残しの多い場所を詳しく説明してもらえるため、セルフケアの改善に役立てられます。

また、いつも使用している歯ブラシや歯間ブラシなどを持っていくことで、ご自身に合っているものかどうかもチェックしてもらえます。

歯医者 定期検診 初めて

 

定期検診では何を診ているの?

問診と歯茎のチェック
歯茎の炎症の状態を歯科衛生士がチェックします。
口臭がある場合は虫歯や歯周病の可能性があります。
同時に患者さんから、痛むところなどはないか、日頃からご自身で気になっていることや困っていることがないか、お話を伺います。
必要に応じてレントゲン撮影を行います。

歯医者 定期検診 初めて



歯茎の検査
歯科衛生士が専用の器具を使って歯周ポケットの深さを測ります。
歯周ポケットとは歯と歯ぐきの間の溝の事で、歯周ポケットの深さが歯周病の程度の目安になります。
歯茎の出血があるかどうか、歯がぐらついていないかも確認し、その程度を数値で記録します。
今後はこの数値の維持または改善を目指してケアをしていきます。
歯垢、歯石のつき具合、歯茎の炎症の有無、歯周ポケットの深さなどの患者さんの口腔内環境について、歯科衛生士が患者さんに説明します。

歯医者 定期検診 初めて



歯垢の染め出し
歯垢が染まる薬剤を歯に塗り、歯垢がついている部分と染まっている色をチェックします。
患者さんにも実際に歯が染まっているのをご自分の目で鏡で見ていただきます。
染まっている部分が多く歯みがきで歯垢が落としきれていない患者さんには、普段どのようなセルフケアをしているか、どんなものを使っているか(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなど)をお聞きし指導いたします。

歯医者 定期検診 初めて



歯のクリーニング・歯石取り
エアフローを使用して染まっている部分(歯垢)をきれいに落としていきます。
歯石や着色による汚れも取っていきます。
エアフローは、歯のクリーニングを行う機械の一種で、超微粒子パウダーをジェット噴射で歯に吹き付けると同時に水で洗い流し、歯の汚れや歯垢を落とてきれいにします。
軽い着色汚れならホワイトニングをしなくても、エアフローでのクリーニングのみでかなりきれいになります。
また、歯周ポケット内の虫歯や歯周病の原因となる細菌を除去する効果も高く、歯周病治療にも用いられます。

歯医者 定期検診 初めて



フッ素塗布
最後にフッ素塗布(またはフッ素のうがい)を行います。
フッ素は虫歯を防ぎ、歯質の強化に効果があります。
フッ素の後は30分程度飲食を控える必要があります。

 歯医者 定期検診 初めて

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は初めての方向けに歯医者での定期検診について解説させていただきました。

一般的には定期検診は3ヶ月に1回程度通うことが必要です。

ただし、これはあくまで目安となる頻度で、歯周病の治療が必要な方や虫歯治療が必要な方は、治療のために通院します。

上手に歯磨きが出来ていて磨き残しが少なく、歯石もない方であっても、被せ物や詰め物をしている方は被せ物と歯の段差などに汚れがたまり虫歯になりやすくなります。

患者さん自身は普段から歯や歯茎に何のトラブルもないと思っていても、気づかない隠れたところで虫歯が進行している場合もあります。

歯やお口の健康を守るために、定期検診へ通いましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.12.29更新

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皆さまは歯に虫歯ができて歯医者に行ったことはありますか?

虫歯の治療も怖いですが、治療費がどのくらいかかるのか、不安になりませんか?

虫歯の治療費は、その進行度によって価格幅があり、虫歯が重症化すればするほど通院回数も多くなり、費用もかさんでくるもの。

今回は歯医者における虫歯治療にいくらくらいかかるか解説してゆきます。

 

初診時にかかる費用

歯医者へ初めて受診する際は、保険3割負担の場合は3,000~4,000円程度の料金が目安となります。

ただ、診療の内容により前後があります。

これは、初診時に虫歯等の状態を確認するため必要な基本検査やレントゲン写真を撮影して、診断を行う料金です。

歯を削るだけで良いのか、神経を抜かなければいけないか、これからの治療計画をたてて、虫歯の進行度を検査するためにも必須の内容になります。

また、初診時にそのまま虫歯治療をする場合は、初診料に治療費が加わって高くなりますので注意しましょう。

歯医者 虫歯 治療費

初期段階の虫歯の場合

1,500~3,000円(保険3割負担)初期の虫歯は、歯の一番表面にある白いエナメル質が溶かされた状態です。

痛みはまだありませんが、虫歯部分を削ってレジンと呼ばれる白い詰め物をします。

1日で1本の治療が終わります。

まだ治療の必要がなく、3~6カ月ごとの経過観察をする場合は、クリーニングやブラッシング指導で1回につきおよそ1,000~3,000円かかります。

虫歯の進行を防ぐフッ化物塗布をおこなった場合の目安は、500~1,000円ほどです。

歯医者 虫歯 治療費

中度の虫歯の場合

2,000~10,000円(保険3割負担)歯の表面のエナメル質の下には象牙質という層があります。

象牙質の下には神経があり、神経近くまで虫歯が達していると沁みることがあります。

レジンでは治療ができない場合、虫歯を削ってから保険の銀の詰め物または、自費診療の白い詰め物をします。

歯を削って型どりをしてから出来上がった詰め物をセットする必要があるので、最低でも1本につき2回通院する必要があります。

 歯医者 虫歯 治療費

神経を抜いてしまった場合

7,000~20,000円(保険3割負担)象牙質より更に奥の神経に達してしまった場合、激しく歯が痛むようになり、神経を取り除いてから土台と被せ物をする必要があります。

神経を取り除いて歯の根の中をきれいに清掃するために何回か通院する必要があるため、通院回数もかなりかかるようになります。

保険診療でも1本の治療に10,000円(通院回数によって総治療費が変わるため、被せ物の料金のみ)ほどかかります。

 歯医者 虫歯 治療費

歯を保存できない重度の場合

7,000~20,000円(保険3割負担)歯の上部が完全に無くなってしまった状態になると、神経も壊死してしまい、痛みも感じなくなっています。

痛みが無くても、この歯が感染源となって周囲に悪影響を及ぼしますので治療をする必要があります。

基本的にこの状態になってしまうと歯を抜いて、そこを埋める処置をいたします。

埋める処置としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントの選択肢があります。

入れ歯とブリッジは保険診療と自費診療を選択できますが、インプラントは自費診療のみになります。

このように虫歯治療にかかる費用は価格幅が広いため、事前に確認しておく必要があります。

虫歯治療を行うためには、治療費以外にも初診時や被せ物などの費用がかかります。

また、虫歯治療に使う素材にも様々な種類があり、保険診療と自由診療どちらを選択するかによっても大きく異なるため、歯科医師とよく相談して決めましょう。

 歯医者 虫歯 治療費

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は虫歯の治療における歯医者での費用感についてご説明させていただきました。

一度自分の歯が虫歯になると、患部を削るか抜くかしなければ進行を食い止めることはできません

仮に抜いた場合、永久歯が再び生えてくることはありません。

大切なのは、虫歯が小さいうちに歯医者へ行き、被害を最小限にとどめること、あるいは虫歯になる前に予防をすることです。

それが将来の歯の医療費を安く済ませる最も効率的な方法です。

仮に虫歯になっているのなら、放置すればするだけ治療のための費用と期間は膨らんでいく一方です。

歯の治療にたくさんのお金と時間をかけたくないという方は、まず歯医者に行って診てもらいましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.12.24更新

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虫歯で歯医者を予約しようと思ったものの、治療費が気になって手が止まってしまった、というご経験はありませんか?

治療費の負担が想定より膨らんでしまったり、歯科治療内容に比べて高い金額だったらどうしよう…と不安を感じることもあると思います。

ここで今回は歯医者での歯科治療で必ずついてくる、治療費問題について解説してゆこうと思います。

ご紹介した知識が、皆さまの前向きな歯科治療へのきっかけとなればと思います。

 歯医者 治療費 高い

保険治療の治療費はどこの歯医者でも同じ

保険診療で虫歯の治療を行った場合、虫歯の進行度により治療日数と治療費用が変わってきます

軽度の場合は虫歯を削った後、詰めものをして終了しますが、中度になると神経近くの治療、または神経を抜くといったケースが出てきます。

そうなると被せものやその土台なども必要となり、痛み止めなどの投薬があった場合はもう少し高くなります。

通院も根の虫歯治療の場合は数回を要します。

さらに重度になると、歯を残すことができず抜歯にいたります。

歯を失った部分は入れ歯やブリッジ、インプラントのような人工歯で補うことになるため、治療以外の部分にも治療費がかかります。

しかし、保険診療の治療費は全国一律3割負担なので、どこの歯医者で歯科治療を受けても治療費は同じ金額の負担で済みます。

全国どこでも同じ治療費用で治療が受けられるのです

保険を使った被せ物やブリッジ、入れ歯も相場は大体同じです。

基本的なことですが、まずはこのことをしっかりと認識しておきましょう。

 歯医者 治療費 高い

自費治療を行う場合は治療費用を明確に

保険診療と異なり、自費治療は歯医者により料金が異なります。

自費治療を選択できる治療として、審美治療(虫歯などで神経を取った歯の被せ物を美しく仕上げる)などがあります。

近年では、インプラント治療(手術代、インプラント体および人工歯など)およびインプラント手術に必要な外科手術、矯正治療、ホワイトニングなどでご存知の方も多いでしょう。

また、予防治療においても保険で行う歯石除去の他に、自費で行う歯のクリーニングがあります。

保険では使えない薬剤を用いてプラークを除去し、健康な歯と口腔内を保ちます。

このクリーニングも自費のため、どのくらいの負担になるのか確認すると良いでしょう。

自費治療は、自費負担が大きい代わりに最低限の機能を補う保険診療と異なり、機能面と美しさ、よりよい口腔内を求める方にはとても良い治療です。

しかし保険治療と異なり、自費治療は高額であることは当たり前です。

そこが自費治療の落とし穴と言えます。

単なる虫歯治療だと思っていて思わぬ高額請求をされてどうしてよいかわからなくなってしまわないためにも、HPなどで自費治療の料金が明確に表示してある歯医者を選ぶようにすると安心です。

また歯科治療を進めていく段階で、保険治療か自費治療か迷う場合、自費治療を選択するとどのくらいかかるのか、シュミレーションしてもらうのもよいでしょう。

 歯医者 治療費 高い

虫歯を放置すると高い治療費を払うことに?

一度進行してしまった虫歯は、痛みのあるなしにかかわらず、自然に治ることはありません

重度の虫歯になると処置も大がかりになり治療費も膨らんでしまうため、虫歯に気づいたら早めに受診した方が治療費用も通院期間も少なくて済みます。

また、虫歯が恐ろしいのは、その影響がお口のなかだけにとどまらないことです。

虫歯菌が神経に達すると、神経の血管から全身を巡ります。

その結果、脳伷塞や心筋伷塞、腎臓病といった疾患の引き金にもなりかねないため、虫歯はきちんと治療することが大切です。

 歯医者 治療費 高い

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は歯医者における治療費について解説させていただきました。

治療費が気になり歯科医院に行けずにいる方は、医療費を軽減する制度やクレジットカードを利用できる場合もありますので、一度確認してみるのもよいでしょう。

歯の健康維持に関して経済的にも負担が小さいのが、定期的に歯医者へ通うことです。

年に3回歯石除去や歯磨き指導を受けた場合の自己負担額は、合計で数千円程度で済むことも多いです。

虫歯が悪化すればそれ以上の治療費と痛い思いを覚悟しなければならないのです。

そのコストと思えば定期的な通院は高くないはずです。

是非皆さまの健康な歯の維持に役に立てば幸いです。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.12.13更新

こちらの記事は5分で読めます。

【 目 次 】

誰しも素敵な歯を手に入れたい、維持したいと思われると思います。

そこで綺麗な歯を手に入れるのに適した治療がインプラントになります。

しかしながら、インプラントはとても高く付くイメージがあり、中々治療に踏み切れないもの。

インプラントのように、より噛めるようにする・より美しい・より耐久性が高い、高品質な治療は費用がやや高額になり、インプラント1本当たりどのくらいの費用がかかるのかが気になるところです。

インプラント治療には、チタン製のネジを顎の骨に埋め込むという特殊な処置を伴います。

施術する部位や上部構造(=人工歯)の形態によって大きく変わりますが、インプラント治療費用の相場は地域によっても差があり、全国平均としては1本あたり300,000~450,000円

首都圏や都市部ではそれよりも少し高くインプラント治療費用は350,000~550,000円が相場と言われています。

このように、インプラントの治療費用が高額になるのは、以下の理由が関係しているのです。

 

◾保険適用外の治療(自費診療)

◾歯科医師の専門的スキルや知識が必要

◾インプラント治療するための設備にお金がかかっている

◾インプラント本体が高価治療に時間がかかる

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保険適用外の治療(自費診療)

インプラント治療は原則として保険適用されません

なぜなら、従来法であるブリッジ(失った歯の両隣の歯を削り、その歯を土台として利用する被せ物のこと)や入れ歯でも失った歯の機能や審美性をある程度回復できるからです。

保険適用になるのは国で定められている“必要最低限の健康”を維持する治療のみとなります。

そうした人工歯の機能性や審美性を追求する歯科治療は現状、自費診療となっています。

インプラントでも一部例外的に保険が適用されるケースもありますが、保険適用外(自費診療)の場合、患者様の負担割合は10割になってしまうので治療費用が高額になってしまうのです。

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歯科医師の専門的スキルや知識が必要

インプラント治療には、歯科医師の高度なスキル・専門的知識が必要になります。

歯科医師がインプラントの特性を深く理解する、正確な診断・検査を行う、精密な外科手術を行う、インプラントを含めて総合的な治療をする、などができないと、安全かつ長持ちするインプラント治療を行えないからです。

そういった意味で、精度の高いインプラント治療をできる人材は少ないです。

結果的に優秀な人材確保するために、治療費用が高くなる傾向があります。

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インプラント治療するための設備にお金がかかっている

安全性や確実性を確保した上でインプラント手術を行うためには、それ相応の設備が必要となります。

とくに滅菌や感染予防のための設備には高いお金がかかっています。

歯科用CTを導入したり、インプラント手術専用の機材などを揃えたりする必要もあります。

例えば、正確な検査や診断をする際に役立つ歯科用3DCT(検査器具)は、約2千万もかかるのです。

一般歯科に比べると、インプラント治療の環境を整えるのに高いコストがかかります。

 

インプラント本体が高価

現在、世界には100種類以上のインプラントシステムが存在しています。

その中でも信頼できるインプラントメーカーの製品は、自ずと本体価格も高くなります。

そうしたメジャーなインプラントメーカーの製品は、アフターフォローが充実している点も大きなメリットといえます。

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治療に時間がかかる

通常のインプラントの治療期間は、顎の骨とインプラントを結合させるために骨が十分にある場合:約4~5ヶ月骨が少ない場合:約7~13ヶ月ほどかかります。

そのため、他の治療法に比べて治療の工程が多くなり、治療費用が高くかかってしまうのです。

結果的に歯科医院の金銭的負担は増えて、設備や材料代を回収するために治療費が高くなる傾向があります。

ブリッジや入れ歯といった従来法と比較すると高額になりますが、審美性・機能性・耐久性などを追求できる点を踏まえると、適正な価格とも言えます。

また、インプラント治療後は必ずメンテナンスに通う必要があります。

インプラント周囲炎になり、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうなどのトラブルが起きてしまうことから、せっかくの高い費用が無駄になってしまいます。

長くインプラントを使い続けるためにも、アフターフォローが手厚い歯科医院を選ぶことも大切でしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はインプラント治療における治療費についてご説明させていただきました。

なぜインプラントが高額になってしまうのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。

正しい知識を身に付け、是非インプラント治療に臨んでみてはいかがでしょうか?

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.12.13更新

こちらの記事は5分で読めます。

【 目 次 】

皆さまは歯医者にマメに通われていますでしょうか?

忙しいからと歯の検診を怠っていると後々後悔することになります。

しかしながら、歯医者に通うには治療費や診療費など費用面で気になることもありますよね。

歯科治療は、健康保険の対象とそれ以外の自費治療に分かれます。

保険治療と自費治療には治療費などの費用面だけでなく、他にも大きな違いがあります。

それぞれのメリット、デメリットを理解して納得できる治療を受けることが大切です。

今回は歯医者での治療費における、保険について取り上げてゆきます。

歯医者 治療 保険

 

保険治療のメリットとは?

保険治療は、健康保険が使える治療のことです。

保険治療は、日本の国が定める制度であり、自費での費用負担を抑えた一定水準の治療を受けることができます。

基本となる治療、虫歯や歯周病など一般的な内容に対応します。

インプラントは保険適用という記事も見かけますが、特殊な場合を除き基本的には適応できず、セラミックは原則適用外になります。

義歯(入れ歯)等も使用する材料により適応・適応外と分かれますのできちんと調べておくことが必要。

抜歯、レントゲン撮影といった処置ごとの点数の合計で治療費が決まり、患者さんの負担は治療費の3割以内と、少ない負担で治療を受けることができます。

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保険治療のデメリットとは?

保険治療は、痛みを取る、噛めるようにするための必要最低限度の治療に限られます。

日本は世界有数の虫歯大国でもあると言われており、それには大きな理由が2つあります。

 

①定期検診に行かない(痛くないと歯医者に行かない)

予防歯科先進国であるスウェーデンやアメリカと比べ、日本では定期検診にきちんと通う方がまだまだ少ないのが現実です。

腫れたり、痛みが出てから治療を受け、症状が治ったらもう通わないという方がほとんど。

虫歯や歯周病から歯を守るために、一生涯自分の歯で食事をするためには、セルフケアと歯科医院での定期検診が必要になります。

 

②保険治療で十分であるという認識

保険治療は、治療方法や治療に使う材料、治療にかけられる時間に制限があり、インプラントやセラミックなど、その制限以上の治療は行うことができません

保険治療には多くの制限があり、使える材料が必要最低限度になるため、強度や変色に弱く耐用年数は短くなります。

そのため以前虫歯を治療したのに、何年か経ってまた虫歯になり、歯を削る治療から神経を取る治療、そして抜歯へと進んでしまいます。

一回一回の治療の精度を上げて、治療回数を減らすことで再治療を先延ばしにすることが大切になります。

保険治療の治療水準は数十年前のものであり、使用する材料の金属は金属アレルギーを引き起こす可能性のあるもの、諸外国では使用されていない金属が、日本の保険治療では今も使用されています。

歯医者 治療 保険

 

自費治療のメリットとは?

自費治療は、高性能の材料を使用できて、高品質のものを装着することができるため、治療効果が高い治療を行うことができます。

歯を白くするホワイトニングや歯列矯正など美容目的の治療、インプラントやセラミックなど新しい技術や高価な材料を使う場合は自費治療になります。

自費治療は内容も料金も歯科医師の裁量の部分が大きく出ます。

そのため、見栄えや使用感など、より質の高い治療を追求できます。

保険治療と違い、細かなルールや制限がないため、最善な方法で治療を受けることができるのです。

小さな虫歯であれば保険治療でも十分な治療を行うことができますが、大きな虫歯や歯と歯の間に広がる虫歯の場合などになると、その方に合った最良の方法は変わってきます。

見た目だけでなく、大事な身体の中に入れるものだからこそ、できるだけ良いもの・安全なものを使いたい・金属アレルギーが心配、などに対応できるものは自費治療になります。

歯医者 治療 保険

 

自費治療のデメリットとは?

① 費用がかかる

精度の高い詰め物の加工や長持ちする接着剤、医師の技術料などを加味した結果、治療費は高くなりがちです。

アメリカなど諸外国に比べるとかなり低いのですが、健康保険の3割負担制度がある日本人にとっては高価に感じられてしまう傾向にあります。

自費治療の場合、料金の算定基準や保険診療と比べた治療内容の違いなどの説明で曖昧な例もあるのが現状。

結果として、多くの患者さんが歯科の治療費に釈然としないケースにつながりやすいのです。

 

②歯科医院によって治療内容や治療費に差がある

自費治療は、歯科医院により治療・診療内容や技術力、費用などに違いがあります。

保険治療でも同様ですが、同じ治療法だからといって全てが同じ水準が保たれているわけではありません。

導入設備も違いますし、先生の考え方や説明の仕方にも差があります。

ご自分にとって良い診療をして頂ける歯科医院に出会えるように、しっかりとした歯医者選びが必要になります。

歯医者 治療 保険

 

歯のハイブリッド治療?

健康保険対象とそれ以外の治療を同時にする診療のことを混合診療と呼び、日本の医療では通常認められません

ところが、歯科治療では歯を削った後や抜歯の後の処置に限り、患者が希望すれば保険治療から自費治療に移行することもできるのです。

また、同じ処置でも患者の口内の状態によって保険治療か自費治療か変わるものがあることも注意が必要です。

例えば歯磨き指導の場合、すでに虫歯や歯周病にかかっている場合は保険適用になります。

ただし虫歯が1本もないなど口内が健康な状態なら自費治療になります。

フッ素塗布は基本は自費治療ですが、虫歯になりやすい患者さんに対しては、保険が適用されるケースもあります。

いずれも歯科医が患者さんの歯の状態を診断したうえで治療を進めていきます。

もちろん、保険治療と自費治療のどちらを選ぶかは最終的に患者さんの意思です。

納得できる治療を受けるために、治療前には歯科医に十分な説明を求める姿勢も重要でしょう。

歯医者 治療 保険

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は歯医者での治療・診療における治療費、その保険に関する記事を書いてみました。

歯の状態は個人によって千差万別です。

どんな治療を受けたいかも様々です。

歯は身体の健康の大切な源であり、安全かつ最適な診療を行うことが、なによりも大切なことです。

投稿者: ブルーリーフ歯科

2022.11.29更新

こちらの記事は5分で読めます。

【 目 次 】

皆さんは歯医者に定期的に通っていらっしゃいますか?

虫歯ができたから治療で歯医者に行く、矯正をしたいから歯医者に行く、歯医者の役割はそれだけではありません。

普段から歯医者さんに通う習慣を付けることで歯をとても健康に保つことが出来ます。

実は高齢者の健康部門で後悔することの第1位は歯の治療と言われています。

幼少の頃の記憶や、過去の経験を理由に、歯医者を遠ざけてしまう傾向がある方も少なくないと思います。

現在では、十分な説明と、対話を通じて信頼を得ることが重要と考えていたり、治療器具などが目に触れないよう気を配り、患者様がリラックスできる院内づくりを心がけ、治療に対する恐怖を少なくするための工夫をしている歯医者は増えています。

この記事が歯の健康を守るための参考になればと思います。

 

8020運動をご存じでしょうか?

皆さんは「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存知でしょうか。

以下、日本医師会のHPより抜粋

いつまでもおいしいものを食べ続けるための元気な歯は、日々の手入れから。

1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。

20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。

楽しく充実した食生活を送り続けるためには、妊産婦を含めて生まれてから亡くなるまでの全てのライフステージで健康な歯を保つことが大切です。

ぜひ「8020」を目指してください。

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大切な歯を守るために認識しておきたい大事なことは?

①虫歯や歯周病などの疾患にかかってしまった場合は、可能な限り歯医者で高水準の治療を受け、悪くなりづらいようにすることが大切です。

歯科治療は日進月歩と言われています。

次々と新しい治療技術や治療器具が開発され、治療の質もより高度化してきました。

さらに、高齢化が進み、お口の中のトラブルも多様化しています。

こうした時代の中で歯科医師に求められているのは、お口の中の様々な悩みを解決するために、最新技術を取り入れた質の高い歯科治療を提供することなのです。

そうした治療を受けるためには、歯医者選びもとても重要です。

歯科医師は研修会・セミナー・学会などに積極的に参加し、常に歯科医療技術の向上に努めていくことで優れた診断力と最新技術によるハイレベルな治療を施すことが出来ます。

また、歯科医師の経験や知識、技術力が不可欠ですが、最新鋭の治療設備がなければ実現は難しいです。

歯科用CTやレーザー装置などの高水準の医療設備やオペ室など、診療体制を充実させることで治療中のミスを防ぐことに繋がります。

安全・安心の治療を実現している歯医者かをまずは見極めましょう。

 歯医者 嫌い 大人

 

②セルフケア・プロケアを受けること歯医者で施される専門的なケアのことをプロケアと言います。

セルフケアだけで歯の健康をキープすることはまずできませんから、定期的にプロケアを受けることが大事です。

4~6か月に1回程度は歯医者へ足を運びましょう

セルフケアとは、日常生活において自分自身で歯をケアすることです。

歯医者へ行った際、専門家が口内の健康をキープするためにするべきことを教えてくれますから、それを実践しましょう。

口内の健康を保つためには、どちらもきちんと行う必要があります。

セルフケアをきちんとしているからプロケアを受けなくていいということもありませんし、逆もまたしかりです。

 

歯医者 嫌い 大人

 

③歯の価値を見出すこと永久歯は親知らずをいれなければ、基本的に28本歯があります。

あなたはその歯1本の価値はどのくらいだと考えますか?

日本予防医学協会の調べでは、

日本人の一般の人が思う価値は、歯1本約35万円。口の中全部(28本)で973万円

歯科医師が思う価値は、歯1本約104万円。口の中全部(28本)で2913万円

アメリカで同様のアンケートを国民に対して取ったところ、

アメリカ人の一般の人が思う価値は、歯1本500万円。口の中全部(28本)で1億4000万円

という結果になったそうです。

保険の制度の違いはありますが、アメリカと日本では一般の方の歯に対する価値観が大きく異なることが分かります。

一度失ってしまえば、どれだけお金を払ってももう自分の歯は戻ってこないですし、やはり自分の歯に勝るものはありません。

 歯医者 嫌い 大人

まとめ

いかがでしたでしょうか?

歯の大切さ理解して頂けましたでしょうか?

歯は人間の一部というだけではなく、謂わば資産のような存在です。

適切な歯医者選びと、口内健康を保つためのケアで、健康な歯=ご自身の資産を守っていきましょう。

投稿者: ブルーリーフ歯科

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