院長ブログ

2023.03.01更新

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【 目 次 】

歯の詰め物や被せ物が必要な時、セラミックと聞くと高価な贅沢品といったイメージを持たれる方が多いと思います。

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なぜセラミックの値段は高いのか

①保険が効かない

高価だと感じる一番の理由として、セラミックが保険の効かない自費診療だからという点が挙げられます。

例えば、健康保険の適用であれば、自己負担は3割で済むため安価に感じますが、自費診療の場合は全額自己負担しなければならないため、費用も高額となるのです。

また、自費診療の場合、歯科医院ごとに金額を設定できるので、保険適用の治療のように一律ではありません

 

②手間がかかっている

セラミックの詰め物や被せ物を作っていく際、加工して歯の形にしたり、ご自身の歯の色と合うように一つ一つオーダーメイドで作ったりと、手間と工程がかかる分コストが高くなります。

また、セラミックを専門にされている技工士さんに依頼し、質の高い技工物が出来上がってくることで、技術料も高くなるのです。

 

③素材・材料代が高い

そもそも、セラミック自体の素材が高く、より精度の高いものにすべく、保険診療では使用しない型取りの材料や接着剤を使用するため、コストが高くなってしまう傾向にあります。

セラミックの種類によって値段が異なるセラミックの材料には沢山の種類があります。セラミック単体(e-max等) の物でも数種類、ハイブリッドセラミック(プラスチックが配合されているセラミック) だけでも数種類、ジルコニアセラミック(人工ダイヤモンドのセラミック) だけでも数種類。

そのため、材料代各々を扱う技術料(技工士さんのレベル) の差が違うためセラミックは物によっても、歯科医院によっても値段が変わってくるのです。

セラミックの中でも審美性や機能性が高いものがやはり高額となる傾向があります。

但し、安いから悪く、高いからいいというわけではありません。

ご自身の歯にあう素材のセラミックを選択することが何より一番大事です。

前歯奥歯、噛み合わせの強い弱い、歯ぎしりの有無、などにより安いセラミックの方が合うことも多々あります。

メリット・デメリットを理解した上で担当の先生とよく相談して選ぶと良いでしょう。

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セラミックの歯は医療費控除の対象

クラウン(被せ物) に使用するセラミックの歯は、歯の治療材料として認められており、医療費控除の対象となります。

セラミックは保険が効かず、自費診療となり、ある程度は相場が決まっているため、極端に安くなることはありません。

医療費控除を申請して少しでもセラミックにかかる費用を抑える工夫はできます。

その年の1月1日から12月31日までの間に自分または、生計を一緒にする家族が医療機関において支払った金額の合計を基に所得控除を受けることができます。

医療費控除の申請によってお金が少し戻ってくることで、直接費用が安くなるわけではないですが、トータルの費用を抑えることができます。

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まとめ

セラミックは高額な治療ですが、しっかりメンテナンスを行っていれば10年以上持つ素材です。

審美性はもちろん、銀歯やCADCAMよりも耐久性があります。

透明感・自然感のあるセラミックは完全にオーダーメイドで、ご自身に合ったセラミックを作るために、細かく繰り返す作業は非常に多く高価となる、という仕組みはどうしても発生してしまうのです。

投稿者: ブルーリーフ歯科

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