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歯医者での定期検診、大事なのは知っているけど、いくらくらい金額がかかるのかご存じですか?
定期検診を受けることはとても重要で、歯の定期検診を継続して受けることで、虫歯や歯周病のリスクが減り、ほとんどの場合重症化しません。
予防の為にも定期検診を受けていただくことで、歯の治療にかかる全体の費用を減らすことも出来ます。
今現在、歯や歯茎に異常がないと思われても、将来の歯の健康や安心の為に、定期検診を受けて頂くのがよいでしょう。
定期検診のおおよその相場
現在、定期検診は原則として健康保険が適用されます。
3割負担の方で1回あたり2,500~3,000円程度の自己負担額となります。
患者さんの口腔内の状況や、しばらく定期検診を受診していない場合には、レントゲン検査が必要となることがあり、別途1,000~1,500円ほどかかります。
検診の頻度は、口腔内の状態や歯医者さんの方針により変わりますが、3カ月~半年に1回程度という場合が多いようです。
また、これまでは予防のみでは保険が適用されず、歯周ポケットが4mm以下と浅い場合のメンテナンスや、治療の必要がないと判断されたときには、自由診療となるケースがありました。
しかし、2020年4月の診療報酬改定によって、予防のための歯科治療も一部保険が適用となり、費用面でも取り組みやすくなりました。
歯周病の検査はオプションになっている場合もありますので、受診する歯医者で検診内容を事前に確認しておくと安心でしょう。
歯医者によって細かい検査の内容や費用は異なります。
各歯医者のホームページを見ると、定期検診について記載されている場合もあります。
費用に関しては曖昧な表記のみで、正確な値段が分からないケースも珍しくありません。
これは、患者さんの状況によっても、検査内容や検査後の治療の必要性が異なるからです。
ご自身の定期検診にかかる具体的な費用を知りたい時は、歯医者に直接問い合わせてみるとよいでしょう。
ただし、自覚症状がなくても、実際に定期検診を受けると虫歯や歯周病が見つかるケースもあります。
その場合、目安として事前に提示された金額と実際の金額が異なることがあります。
生涯での医療費が抑えられる
定期検診のたびに費用はかかりますが、定期検診に通わない場合にかかる医療費と比べると、長期的には負担を抑えられる可能性が高くなります。
定期検診の重要性について触れてきましたが、それでも虫歯や歯周病などの問題がないと、受診をおろそかにしてしまいがちです。
先述していますが、定期検診は虫歯や歯周病の早期発見に繋がります。
初期の段階で治療を開始することは、健康面はもちろん、治療費用を抑えることができるという利点もあります。
定期検診へ行かず症状が進行してしまえば、痛みによる負担や通院回数・費用が増えるほか、歯そのものを失ってしまう恐れもあります。
こうした様々なリスクを避けるためにも、定期検診は定期的に受けることをおすすめします。
無料で受けられる定期検診の制度を上手に活用しよう
◾歯周疾患検診
歯周疾患検診とは、40、50、60、70歳と10歳毎に受けられる検診のことです。
国が定めているため、基本どの自治体でも受診可能です。
無料かどうかは自治体によりますが、費用の負担が抑えられるのには間違いありません。
◾妊婦定期検診
自治体にはよりますが、妊婦定期検診というものもあります。
多くの場合、無料で受けられますので、つわりが過ぎ安定期に入りましたらぜひ活用すると良いでしょう。
その他にも入っている健康保険によって無料で受けられる定期検診もありますので、ご自身が適用される環境で、定期検診を受診できる機会があるかどうかを一度調べてみるのもよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は歯医者の定期検診における費用などについてご説明させていただきました。
定期検診は、歯の健康を維持することで健康寿命を延ばし、豊かに暮らせる可能性が広がることに繋がるのではないでしょうか。
今一度、ご自身の歯の健康について考えるきっかけになればと思います。